白バイで有名だった「メグロ S3」の魅力

今は無きメグロオートバイ製作所

今は無きバイクメーカーとして歴史に名を残しているメグロオートバイ。
元々は鈴木鉄工所として設立されたバイクメーカーで、自動車修理やオートバイの部品製作、エンジン製造を行いながら、メグロ製作所に名前を変え自社バイクの製造販売を行っていました。

第二次世界大戦をきっかけにオートバイ事業をストップし、一次航空機の部品製造を行っていましたが、戦後オートバイ事業を復活。
メグロシリーズと呼ばれる人気バイクを打ち出し、全日本オートバイ耐久ロードレースで華々しい戦績を残しました。

ですが元々大型バイクを得意としていたこともあり、時代と共に訪れた小型車ブームに乗れず徐々に業績が悪化。
現在のカワサキと提携したものの経営破綻に陥り、メグロ製作所も幕を下ろすこととなりました。

メグロ製作所が誇るオートバイ・メグロS3

メグロの技術は今ではカワサキに受け継がれており、カワサキメグロというバイクも販売されています。
が、メグロ製作所が誇るバイクとして今でも一番の人気を誇るのが、メグロS3です。

メグロシリーズの中でも元々白バイに使われていたほどのハイスペックマシンとして知られ、当時大型バイクと言えばメグロS3というイメージが付いていたほど。
時代が少し変わっていれば現在も白バイとして君臨していた可能性があるバイクです。

メグロS3は大型バイクと言えども現在では250ccクラスの、いわゆるジュニアバイクですが、そうとは思えない程の圧倒的存在感があるバイクとして誕生しました。
マフラーにサドルシート、フェンダーなどいずれも大型パーツを組み込むことで圧倒的にワイルドな見た目に。
小型バイクであることを忘れてしまう程オーラのあるバイクで、見るだけでメグロS3と分かるルックスをしています。

もちろん見た目だけではなく性能もとかくハイスペック。
250クラスとは思えない程の加速力にパワフルさを兼ね備えており、アクセルを回した瞬間の吹き抜けが大型バイクそのものと言われています。
メグロのレトロなマークも可愛らしく、クールさとチャーミングさを兼ね備えたバイクとして現在でも人気のモデルです。

中古車販売されるも即座に販売終了

中古車としてメグロS3が世に出ることも稀にありますが、中古車販売が開始した瞬間に売り切れてしまうことがほとんどで、滅多に手に入る品物ではありません。
メグロ製作所そのものが無くなったと言えども、製作所が作ったバイク自体の歴史は受け継がれて続けている代表例と言えるでしょう。
現在販売されているモデルは一般公道を走っても問題ないように改良されていますので、乗る機会が出た場合は1度体感してみたいというライダーが少なくありません。