絶滅危惧種「ドラッグスター400」の魅力

最高級のアメリカンバイクとして人気のドラッグスター400

1996年に誕生したヤマハのアメリカンオートバイであるドラッグスター400。
2008年に自動車排出ガス規制の強化の煽りを受けながらもロングセラー商品として大ヒットを記録したのは、そのハイスペックさにあります。

元々はヤマハバイクのXVSビラーゴの後継モデルとして誕生したドラッグスター400は、XVならではの美しさとタフネスさを兼ね備えたモデルです。
空冷V型2気筒SOHC2バルブ400ccエンジンはそのままに、よりカスタムを加えてオリジナリティのあるフォルムへと進化を遂げました。

足つきの良い低めのシート高設計に、リジッド設計を加える事でスマートな印象に。
アメリカンバイクらしいワイルドさを残しながらも、どこかスポーツタイプにも見えるようなクールなルックスを作り挙げています。
レトロでメカニカルな雰囲気のあるオートバイで、こちらのバイクをきっかけにライダーデビューした方も少なくありません。

マイナーチェンジを繰り返しロングセラーに!

多くの反響を呼んだドラッグスター400は、その後もマイナーチェンジを繰り返しながら瞬く間にライダー心を掴みました。
1998年に派生車種として誕生したドラッグスタークラシック400では、ドラッグスター400のモデルをベースにし、専用パーツをカスタマイズ。
鞍型シートにフットペグ、大型ヘッドライトを取り付けることでより一層アメリカンバイクらしいデザインへと進化したのです。

もちろん見た目だけではなく取り回しのしやすさも特徴的。
ドラッグスター400時代から残るアメリカンバイクとは思えない程の取り回しや小回りの良さはそのままですので、女性でも運転をしやすいバイクとなっています。
正にドラッグスター400の進化バージョンとして、どちらも世に広く知られることとなったのです。

2017年惜しまれながらも生産終了

そんな人気モデルのドラッグスター400ですが、2008年に自動車排出ガス規制を受けて1度生産終了したものの、2009年に再度復活モデルが発売。
排ガス規制をクリアするべく燃料噴射装置など最新設備を搭載し、よりメカニカルなアメリカンバイクへと進化を遂げたのです。

ですが2017年更なる自動車排出ガス規制強化が行われたことで、現行車種の販売ができなくなり、惜しまれながらも生産終了が発表されました。
世界各国のライダーが嘆き悲しみ、現在でもレアバイクとして中古車が定価以上の価格帯で取引されているほどの人気バイクです。

ドラッグスターシリーズは絶滅危惧種となりつつありますが、今でも多くのライダーの胸に刻まれているバイクモデルと言えるでしょう。
ドラッグスター400は今後ニューモデルが出るのでは無いかと期待しているライダーも多く、復刻を待ち望むファンも少なくありません。