東京モーターサイクルショーでも注目を集める電動バイクの未来

需要高まる電動バイク

C02削減などで、自動車のEV化が進んでいます。
この流れがバイク市場に及んでおり、今後は電動バイクの開発・生産が盛んになると予想されます。
現在でもアジア圏やヨーロッパでは電動バイクの人気が高まっています。

しかし日本では趣味性の高いバイクは、ガソリンエンジンのエグゾーストノートや独特のトルク感などが感じられない電動バイクの人気は低めです。
ただ、今後は排ガス規制が厳しくなる見通しですし、環境保護に対する認識がますます高まると予想されるため、国内でも電動バイクの需要が盛んになることでしょう。
このような流れを反映して、2018年3月に東京ビッグサイトにて開催された「第45回東京モーターサイクルショー」でも、従来のバイクに加えて、電動バイクの展示にも注目が集まりました。

そのなかでも、東京モーターサイクルショーに合わせて発表された、ヤマハのTY-Eが人気です。
TY-Eは細身のシルエットをした、競技向けのトライアルバイクです。
これまで電動バイクの課題とされていた、電動駆動コンポーネントシステムの高出力化、コンパクト軽量化に成功。
さらに、ライダーの思う通りに動く操作性の高さを実現しています。

また、無限が2018年5月に開催されるマン島TTレースに参戦するレーサー仕様の神電七(しんでん なな)を発表しています。
電動バイクのみが参戦するTT ZEROクラスを走るために開発されたもので、約60.7キロのコースを1周してトップを狙います。
このため1周で電力を使い切るための、最先端テクノロジーが随所のに取り入れられています。

東京モーターサイクルショーではなく、世界最大級の家電見本市CES2018に出展された、ホンダのPCX ELECTRICも注目を浴びました。
PCX ELECTRICは流線型のフォルムが近未来を感じさせる、125ccの電動バイクです。
エンジンとしてシート下部に、48Vリチウムイオンバッテリーが2つ内蔵されており、充電したバッテリーを簡単に交換できるようになっています。

今後は輸出者などEVバイクを開発

日本車や日本製バイクはアジアなどに輸出されることも多く、各国の排ガス規制に合わせた技術開発が需要とされています。
特に日本の125cc電動モーターの規制は厳しく、規制緩和を求める声が高まっています。
しかし、今回ホンダが発表したPCX ELECTRICのように、厳しい国内規制をもクリアする高性能の125ccバイクが登場しており、今後の市場拡大が期待されています。

バイクに関する技術では定評のある日本メーカーは、世界的なCO2削減の流れを背景に、今後ますます海外での需要を視野に入れた開発・販売に力を入れていくことでしょう。
これに加え、アジア圏でも普及が遅れている日本ユーザーを対象にしたバイクの開発に注力されると予想されます。