川崎重工業

大排気量のカワサキ

kawasaki川崎重工業がオートバイの生産をすることになったのは
現在の航空宇宙系統の会社である『川崎航空機』が1958年という戦後間もなくに
『川崎明発工業株式会社』という名前で二輪車用のエンジンを開発し始めたことをルーツとしています。
その後、1964年には大型の二輪車メーカーとして有名だったメグロを会社として吸収して、
また技術の吸収も行い大きく発展しました。それにより大型車の製造にも進出を果たし、
それ以降は『大排気量のカワサキ』として知られるほど大型車を排出するメーカーとなりました。

この会社の特徴としてはオートバイの市場の多くを占める原動機付自転車、
50ccクラスのマシンやスクーターを持つことがない点が特徴的であると言えます。
この市場戦略は日本のメーカーの中ではかなり特殊で、実際オートバイの販売台数としては
日本のメーカーの中で4社のうち最下位とされていますが、パフォーマンスの高い大型の
オートバイに関しては日本でも第2位の販売台数を誇る専門メーカーと言っても良いでしょう。
先ほど述べた『大排気量のカワサキ』という愛称はこの点から来ていますが、
あまり知られていないところで中間排気量のマシンも年々どんどん出しています。

カワサキとしてのバイクの役割

オートバイメーカーとしてこの会社のコーポレートカラーは鮮やかなライムグリーンを設定しており、
マシンにもこのカラーをコンセプトで使うタイプのものも少なくないと言えます。
この会社のモーターサイクル部門というのは現在の川崎重工業の売り上げの
全体の30%にもなっており、それは最大の収入源と言っても過言ではないでしょう。
海外展開においても1986年にインドにある『バジャージ・オート』と提携を結び、
技術面においての協力関係を作りました。
そうしてライセンス生産や、共同に開発した商品などを世に送り出しています。
最新のケースとしては中国にある『ロンシンモーター』と提携をすることが決定しており、
カワサキのブランドのマシンを合弁会社として中国において製造・販売することが決まりました。

レーシングマシンとしても優秀で、『カワサキレーシングチーム』は国際モーターサイクリズム連盟が
主催する『スーパーバイク世界選手権』に参加するなどの実績も残しています。
motoGPにおいてもZX-RRシリーズを年々配車して出場しましたが、
残念ながら優勝するまでには至りませんでした。
2009年にはカワサキレーシングチームは解散しています。

日本におけるカワサキ

日本国内での流通も2008年から大幅に変わる事となりました。
というのも、排出ガス規制が全面的に施行された影響で、
日本国内に向けた市販される全車種の生産をストップすることとなりました。
一度、このことにより日本国内に向けたラインナップは激減しましたが、
現在では規制ラインをクリアしているマシンを多々開発し、ラインナップも充実してきています。
また、日本の仕様車に関しては販売面での子会社である『カワサキモーターズジャパン』が
正規品を販売している、という形をとっています。