汚れた英雄

WGP制覇に至るまでを描いた作品 汚れた英雄

1969年に発表され、1982年には、草刈正雄さん主演で映画化をされた、汚れた英雄。
草刈正雄扮する北野昌夫が、天才的なライダースキル、メカニックスキルをもち、レーサーとして生計を立て、WGPを制覇するまでを描いた、人気映画として知られています。

そんな汚れた英雄ですが、ストーリーの関係上、当然ながら、様々なバイクが登場します。
その中でも当時主流となっており、主演の草刈正雄さんも乗っていたバイクが、ヤマハのYZR500です。

当時WGPでは圧倒的主流バイクとして多くのライダーに乗られており、その高い走行性、スピード、パワーから、国内外を問わず人気を集めていました。
全日本ロードレース選手権でも投入をされていた、競技専用二輪車両として知られ、現代でも多くのライダーから人気を集めています。

YZRの頭文字にふさわしい、高いスペック

ヤマハのYZRは、“ヤマハ”のY、“究極”のZ、“ロードレーサー”のRの頭文字が取られており、その名にふさわしいスペックを持っていることで知られています。

特に注目されていたのは、そのハンドリング。
カーブに非常に強く、コーナリングの際には他を圧倒する高いコーナリング性能が魅力として、白熱な戦いを繰り広げていました。
コーナリング性能に関して右に出るものはいないと言っても過言ではなく、非常に重要なスペックとして、他のバイクと競い合っていたといえるでしょう。

1973年の発売当初に搭載されたエンジンは、水冷2ストローク並列4気筒エンジンです。
効率よいエンジン稼働が特徴のエンジンで、更に進化を続け、ピストンバルブ並列4気筒エンジンから、2気筒前方排気、2気筒後方排気に進化を遂げたことで知られています。
いずれのタイプも時代時代に合わせた革新的エンジンタイプが搭載され、プライベートライダーでも利用をしやすいタイプまで販売が行われました。

当時のロードレースを忠実に描いた迫力のある作品

汚れた英雄は、役者陣の熱のこもった演技、監督の演出力も去ることながら、やはり注目するべきは、バイクにあるでしょう。
元々のストーリーがライダーの話という事もあり、制作当初、利用するバイクは非常に重要なポイントになると考えられていました。
当時の主流、原作の中でも描かれている、ヤマハのYZR500をきちんと利用することが出来た点は正に、映画成功のポイント、カギになったといえるでしょう。

作中では危険なシーンが登場することもありましたが、YZR500は、コンパクトで女性でも乗りやすく、安定して乗ることが出来るタイプとして知られています。
日常生活で乗りやすいモデルチェンジタイプも販売されている点も、魅力といえるでしょう。